みちのく旅行記

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祝福の七色道 第四章「謎と予感」

次の日の朝、キウシは全員をオープンルームへと集めた。

オープンルームとは、建物の中央にある広場である。
キウシ「ルーム全然関係ないじゃん‼」
アラン「作者の知識ではルームは広場としか考えてないのよ」
作者「俺そこまでバカじゃないわ‼」

キウシ「みんな、集まったな」
アラン「それで、何かあったの?」
キウシ「こまちが、時空間のデータの解析中に、不審な事に気づいたらしくて」
こまち「実は昨日、オーシャンさんの来た時代と、時空間のデータを調べていた結果、お互いの空間が繋がった形跡がないのです」
ミカン「つまり、どういう事?」
こまち「オーシャンさんは、意図的に作り出された時空間に閉じ込められたのです」
さくみ「それって…まさか、実行犯がいるって事?」
こまち「詳しくは分かりませんが、その可能性はあります」
キウシ「こまち、現段階でオーシャンは何故時空間に閉じ込められたのか分かるか?」
こまち「時空間はその時代に意図的に作り出されました。ですが、オーシャンさんが閉じ込められた理由は分かりません。形跡が残っていれば、詳しく調べる事が出来たのかもしれませんが…」
こまち「ただ…」
ムーン「ん?」
こまち「オーシャンさんの後に、もう一つ時空間が作り出されてたのです」
キウシ「オーシャンが閉じ込められた後に時空間がもう一つできた?」
こまち「履歴のデータで判明したのですが、何故か二つも時空間が作り出された、これは…」
キウシ「もう一人、時空間に閉じ込められた…と言いたいのか?」
北星「もう一人って?」
こまち「分かりません、まだ分析中なので、しばらくお待ち下さい」
キウシ「でも、これでオーシャンの件にしても、意図的に計画された事だと分かったな…」
オーシャン「我は…何の為に変な所に?」

キウシの部屋

キウシ「…」
コンコン
アラン「キウシ、入っていい?」
キウシ「あぁ、いいぞ」
アラン「何か考え事?」
キウシ「嫌な予感がするんだ」
アラン「え?」
キウシ「今までの事件でもそうだった。ミライを操ってた件、岡部の件、そして未来から来たサユキの件、何か引っかからないか?」
アラン「もしかして?今回の事件も、今まで起きた事件に関係してるって事?」
キウシ「よく分からん…だが、事件の履歴を見れば、やっぱり引っかかるんだ。アランも見てみろ」
アラン「どれどれ…?」

2500年、自衛隊は日本から独立。
自ら日本を捨て、研究所で完成してたタイムワープ装置を奪い、時代を操り世界征服を考えた。
ミライは3300年の、人間とポケモンが対立して、唯一生き残ったブイズだけが住んでた時代に卵としていたのだが、独立した自衛隊の襲撃を受け、生き残ったブイズ達は島を捨てて逃げ延びた。
その島に残された卵、今のミライは自衛隊に回収され、改造ポケモンとして戦場に出された。

ミライはキウシ達と出会い、ある失敗で自衛隊から追放。
キウシ達に助けられ、自衛隊の勢力を殲滅する事に成功。
するはずだったが、この事件は岡部の事件に引き継がれた。

アラン「私達が出会ったのも丁度この時だったわね」
キウシ「あぁ」

時は3400年、全てが終わったように思えた時、2500年、3400年で突然の大きな爆発が起きた。
被害は深刻で、多数の死者が出ました。
スバル率いるタイムマシンは緊急指令を受け取り、事件の調査に。
自衛隊を操ってた岡部達は、裏で新たに事を拡大させたが、タイムマシンの勢力によって、殲滅した。

2700年、タイムマシンの本部である時代。
岡部の事件が収まり、タイムマシンも静かに活動してたが、現在のキウシ達が突然の異空間に吸い込まれ、そのスキに新たな勢力がタイムマシンを襲撃。
応戦したが、タイムマシンは全滅、タイムマシンのリーダーであったスバルは命を落とし、タイムマシンは崩壊してしまった。
異空間から脱出したキウシ達は、その光景に絶句してしまった。
キウシは新たな勢力を殲滅するため、時空警備隊を設立。
タイムマシンが残したわずかな武器、技術を活かし、2012年に総理大臣に援助を要請、新たな勢力を返り討ちにする体制を取った。
新たな勢力は未来のサユキによる事が判明。
未来のサユキは、ミライとミカンの未来で起きる事を止める為にタイムマシンを破壊した。
その未来で起きる事は、ミライはミッションの途中に無茶をして命を落とし、ミカンは自殺を決行。
原因はミッションの内容が、明らかに無茶であり、命を落とすような内容であった。
それを知った未来のサユキは、タイムマシンを破壊し、ミッションを無かった事にする事が目的であった。
しかし、未来のサユキは現実に追い詰められ、異空間に閉じこもってしまう。
救う為にミライとミカン、サユキは異空間に入り込んだものの、ミカンは救出出来たが、ミライとサユキは行方不明になった。

アラン「これが何か関係あるの?」
キウシ「おかしくないか?立て続けに勢力が連続して来る事が。もしかすると、今回も可能性があるぞ」
アラン「一応、明日から私も調べてみるわ」
キウシ「あぁ、きよつけろよ」

キウシ達の予感は…はたして。

続く‼