みちのく旅行記

みちのくです!仕事の休暇はよく旅してます!

カシオンと北星の物語 九州編4

今回の物語から少し本格的な部分があるかもしれませんが…ご了承下さい。
では、どうぞ‼

ムーン「今回の取引は、中小企業をこちらのグループ会社に統一するための取引だ」
カシオン「?」
森岡「?」
ムーン「取引とか会社の内容とか聞いた事なさそうだから、最初から説明しよう」

会社にはいくつか種類があって、中小企業、大企業が主に中心なんだ。
僕らの会社はグループ系列で、中小企業が集まった大企業なんだ。
だから、このグループの中には、工業系の仕事もありますが、びじねビジネス系が混ざってたりしてます。
中小企業が集まった大企業なので、その企業の中にいろんな企業があったのでしょう。
その代わり、企業が1つになる事で、収入が全体で一つになるので、全体の収益がまとまります。
そのおかげで、無理なコストはかからず、全体で給料が均等になるので、その分会社の利益が上がるのです。

カシオン「それで、今回の取引の内容って、他の企業をこちらの会社に統一するって事ですか?」
ムーン「まあ、そんなものです」
森岡「でも、何で僕らが?」
ムーン「それはアランさん、社長に聞いて下さい。でも、本日はもうお疲れでしょう。お部屋に案内しますので、どうぞこちらへ」
カシオン「は…はい」
森岡「…(大丈夫なのかな?)」
北星「…(私…出番あまりないよね?)」

会社の寮

ムーン「こちらが会社の寮です」
森岡「うわー」
カシオン「広い…」
北星「すごいわね…」
ムーン「昔は4人程こちらの寮にいたのですが、自分らで家を建てるようになって、この寮はもう使われなくなってしまったのです」
カシオン「それって大丈夫なのですか?」
ムーン「ご心配ありません、丁度寮の改修工事で、中を全て新しくしました。広さも以前の時より倍になりました。使われてない部屋を繋げたので」
森岡「耐震とか、大丈夫なの?」
ムーン「もちろんです」
ムーン「お荷物は中に置かれていますので、こちらは寮のキーです」
カシオン「僕は001番」
森岡「僕は005番」
北星「番号が離れたのは、使われなくなった寮を繋げた結果ね」
ムーン「その通りです。何かご用がありましたら、ベットの側に受話器がありますので、それでお呼び出し下さい」
カシオン「ここはホテルかw」
森岡「間違いないw」
ムーン「作者の学力ではこんな寮になってしまうのです」
作者「俺の責任⁈」
ムーン「では、ごゆっくりして下さい」

森岡「じゃあ、とりあえず自分の部屋にいくよ。荷物の整理しないといけないし」
カシオン「同じです、じゃあまた後で会いましょう」
北星「またね!」

カシオンの寮

北星「アランさん、こんな早く荷物を届けてくれるなんて」
カシオン「一体どうやって運んだのだろう?」

二時間前…

博多駅 ホーム

アラン「よし、追いかけるか」((ぇ

大阪駅 ホーム

客「ん?」
ビュゥゥゥゥゥン‼
客「うわっ‼」
客「何だあの電車⁉」

アラン「俺の複線ドリフトなら新幹線より早く走れるぜ」

カシオン「何か別の次元になってるけど…」

気を取り直して…。
カシオン「北星は、明日から名古屋に仕事だよね?」
北星「うん、名古屋駅で上司の方が迎えに来てくれるそうだから」
カシオン「そうか…」
プルルルルルル…
カシオン「はい、もしもし?」
森岡『あ、カシオン?』
カシオン「森岡?どうしたの?」
森岡『あ、いや。ちょっと受話器の確認をしてて』
カシオン「…?」
森岡『とりあえず、もう切るぜ!またな‼』
カシオン「う…うん」
北星「誰だったの?」
カシオン「森岡が確認で電話してきたらしい…?」
北星「…?」
カシオン「そう言えば、夕食の仕度してないよね?」
北星「そうだね、じゃあ今から何か買ってくるよ」
カシオン「きよつけてね」
北星「うん」

カシオン「さて、僕は何をしよう?」
プルルルルルル…
カシオン「はい、もしもし?」
ムーン『カシオンさん、明日の仕事の内容でお話がありますので、地下の多目的室に来て下さい』
カシオン「ここホテル?」
ムーン『作者が((以下略』
作者「何で俺なんだよ⁉」
ムーン『とりあえず、来て下さい』
カシオン「はい」

多目的室

カシオン「失礼します」
森岡「カシオン」
カシオン「あ、森岡も呼ばれたんだ」
森岡「カシオンと同じ仕事だからね」
ムーン「それで、明日の話なのですが…、最初は朝に会社の方に行きます。部下に挨拶してから、会社の取引先の事など詳しい事は会社でお話します」
カシオン「会社の場所はどこですか?」
ムーン「ここの近くには緒川駅がありますから、そこから金山駅に行って下さい。僕が迎えに行きます」
カシオン「分かりました」
ムーン「仕事は朝9時からですので、金山駅には8:30くらいに来て下さい」
森岡「了解です」
ムーン「お話はこれだけです。後はお部屋に戻ってゆっくりお休み下さい」

カシオンの寮

カシオン「あ、北星」
北星「カシオン、おかえり」
カシオン「ただいま、もう帰ってたんだ」
北星「うん、近くにイ○ンがあったから買い物も楽だったわ」
カシオン「あそこの大きいデパート?」
北星「うん」
北星「今日は東海の料理をいろいろ作ってみるわ」
カシオン「それは楽しみ…って、何を取り出したの?」
北星「何って、生地だけど…」
カシオン「そば?」
北星「きしめんよ!」
カシオン「あ、なるほど…、まさかの手作りの麺w」
北星「それっ‼」

ドォォォォォォン‼‼

森岡「何⁈地震⁈」

ムーン「⁈今の音は⁈」

カシオン「ちょっと北星⁉」
北星「ん?何?」
カシオン「生地を叩いて柔らかくするのは間違ってないけど…叩く物が何故に100tハンマー⁈」
北星「え?違った?」
カシオン「いやいやいや‼いろんな意味で違うって‼」
北星「あははw」
カシオン「笑い事じゃないってΣ(゚д゚lll)」

それから、あれこれあって…何とかきしめんが完成した。

北星「完成!」
カシオン「おぉ」
北星「食べて!」
カシオン「うん、いただきます」
北星「…^ ^」ワクワク
カシオン「美味しい!…けど、何かやけに麺が柔らか過ぎ…w」
北星「そう?」
カシオン・北星「あははははww」

森岡「隣で一体何が…」

ムーン「何か賑やかですね…若いっていいですね」

次のビュゥゥゥゥゥン‼((ぇ

カシオン「またやりやがったな‼作者‼」
作者「入力ミスったw」

次の日の朝

カシオン「おはよう、北星」
北星「おはよう、さっき森岡さんが来て、緒川駅に8時に来てって言ってたわ」
カシオン「うん、分かった」
北星「仕事、頑張ってね」
カシオン「うん」

ムーンの寮

ムーン「はい、もしもし?」
ムーン「…何だって⁈」

緒川駅

カシオン「森岡、お待たせ」
森岡「じゃあ行こうか」

車内

森岡「さっきムーンさんから連絡あって、すぐに来てくれって」
カシオン「何かあったのかな?」

金山駅 ホーム

カシオン「ムーンさん、お待たせしました」
ムーン「カシオン、森岡。大変な事態になった」
森岡「何かあったのですか?」
ムーン「取引先の社長が、こちらへ向かって来てる」
カシオン・森岡「え⁈」
ムーン「こちらも突然で驚いてな、とにかくすぐ会社に行くぞ」
カシオン「は…はい!」
森岡「分かりました!」

会社

カシオン「それで、取引先の社長って誰なのですか?」
ムーン「三重県の中小企業の大物、その名前は「ミレア」」
森岡「ミレアさん?」
ムーン「東海地方では有名な社長でな、僕らの企業も何度か説得したのだが、中々厳しい社長でな…僕らもかなり苦しめられたものだよ」
ムーン「でも、もし説得出来れば、三重県の企業は我が社の大きな支えになってくれる」
カシオン「そんなにビッグな存在なのですか…驚きました」
社員A「来ました!ミレア社長です!」
ムーン「応対室にご案内しなさい」
ムーン「カシオン、森岡…とりあえず、今回は見てるだけでいい。あまり喋らないで下さいよ」
カシオン「はい」
森岡「分かりました」

応対室

ガチャ…
ムーン「ミレア社長、お待たせして申し訳ありません」
まめ「構わないよ。ん?そちらの方は?」
ムーン「この度福岡、神戸より転勤してきたカシオンと森岡です。せっかくですので社長に会わせたくて連れてまいりました」
カシオン「カシオンです」
森岡「森岡です」
ミレア「ふぅん、二人共若いじゃない」
ムーン「まだ入社して一年も経たないくらいです」
ミレア「そう、おっと。会ったなら名刺交換するのが礼儀だね」
カシオン「…(はぁ⁈名刺なんて持ってないよ⁈どうするの⁈)」
ムーン「ん…(カシオン、これを)」
カシオン「…(これは…僕の名刺?)」
ムーン「…ん(ほら、早く名刺交換を)」
カシオン「ん…(はい)」
ムーン「…ん(森岡、君の名刺だ)」
森岡「…(ありがとうございます」

ミレア「社長のミレアよ」
カシオン「カシオンです、よろしくお願いします」

森岡「森岡です、よろしくお願いします」
まめ「よろしく、社長のミレアよ」

ムーン「では社長、おすわり下さい」
ミレア「うん」
カシオン「…(緊張したぁ…)」
森岡「…(もう帰りたい…)」
ミレア「今回来たのは他でもない、例の交渉についてね」
ミレア「別に条件は悪くない、グループを統一する事に関してはこちらもメリットがあるから」
ミレア「ただね…あんたらの会社は、何故うちの会社を求めるの?その具体化な理由がない限り、こちらとしては判断が決まらないし、今までのあんたらの社員に聞いてきたが、全員その事になると黙り込む、そんなあいまいな考えで来られても迷惑なのよ」
ムーン「はい…」
ミレア「次に来る時は、その答えが決まってからにして、いいわね?」
ムーン「分かりました…」
ミレア「話は以上よ」

ムーン「…それで今まで交渉に失敗してたのか…」
森岡「ムーンさん…」
カシオン「…」

金山駅周辺

ミレア「…はぁ…」
カシオン「ミレア社長!ちょっとお待ち下さい!」
ミレア「君は確か…」
カシオン「カシオンです、ミレア社長」
ミレア「もしかして、こんな場所で説得?」
カシオン「いえ…そうではありません」
カシオン「ミレア社長、僕はまだ新人なのであまり判断出来ませんが…教えてくれませんか?」
ミレア「何を?」
カシオン「同じ社会人として…会社って何なのですか?」

カシオン「…ん?まさか、ここで終わりとか言わないよね?」
作者「その通りww」
カシオン「何でだぁぁぁぁ‼」
作者「長過ぎだからね、ここで区切ります」


続く‼