謎の時空間が突如発生したからであった。
ミカン「こまち、何かあったの?」
こまち「先程、上空に時空間を思われる空間を検知しました」
キウシ「何か被害はあったのか?」
こまち「いえ、すぐに消えましたので、どこから繋がったのかは不明です」
キウシ「そうか…」
キウシ「アランはどうした?」
ミカン「アランなら、ちょっと前にオーシャンの事で調べに行ったわ」
キウシ「何も無ければいいが…」
その頃、アランは…
アラン「…」
アラン「それらしき痕跡は残ってないわね」
ガサガサッ!
アラン「‼誰⁈」
オーシャン「アラン殿⁈」
アラン「オーシャン⁈何しにここに⁈」
オーシャン「自分が何故ここに来たのか、それを調べに参ったのです」
アラン「そう…」
その時であった、突然茂みから謎の人達がアランとオーシャンを囲んだ。
アラン「何⁈」
オーシャン「何者‼」
???「…」
アラン「こいつら…あの時と同じ臭い…まさか‼」
オーシャン「同じ?」
???「気ヅイタ以上、生カシテオク訳ニハイカナイ」
オーシャン「何だ、このカラクリみたいな者は!」
アラン「オーシャン、きよつけて‼こいつら私達を殺す気よ!」
オーシャン「何⁈」
???「覚悟‼」ダッ‼
アラン「青龍‼」ドーン‼
???「グッ‼」
オーシャン「え⁈」
アラン「何やってるの、オーシャン‼あんたもポケモンでしょ‼何か技を出しなさい‼」
オーシャン「そんな事を言われましても‼我に技など…」
???「空キアリ‼」
オーシャン「なっ⁉」
アラン「危ない!オーシャン‼」
その時、全ての時間が止まった…。
オーシャン「…この感じ…何だ?体の中に何か感じる…」
豊臣秀吉「お主の百発百中の矢は…まるで光の矢だのぅ」
オーシャン「…光の…矢…‼」
ドカーン‼‼
アラン「オーシャン‼」
???「確実二当テタ、死ンダダロウ」
辺りは爆発の煙でオーシャンの姿は確認出来なかった。
しかし…。
ビューン‼‼
???「グワッ‼」
アラン「何⁈」
煙が晴れて、そこから現れたのはオーシャンだった。
アラン「オーシャン‼」
???「貴様‼何故⁉」
オーシャン「我はこの程度ではやられぬ!」
???「クッ‼始末シロ‼」
囲んでた謎の人達は、オーシャン目掛けて攻撃を仕掛けた。
アラン「いけない‼」
オーシャン「…‼オーロラシャワー‼」
突如、オーシャンの真上でオーロラが発生、そしてオーロラが謎の人達に降りかかる。
???「何⁈」
相手はもはや動く事が出来なくなった。
オーロラの雨が相手を麻痺させ、動きを止めたのだった。
オーシャン「我の力を…思い知れ‼」
オーシャンは突如腕から光のような物を放ち、それがやがて弓の形に変わっていった。
アラン「光の…弓?」
???「何ヲスル気ダ⁉」
オーシャン「食らえ‼オーシャンアロー‼‼」
オーシャンはそのまま光の矢を放ち、その矢は相手を貫く。
???「グワァァァァァ‼‼」
周囲にいた謎の人達は、怯えるように退散していった。
アラン「オーシャン」
オーシャン「アラン殿」
アラン「さっきの弓矢って…」
オーシャン「秀吉殿がヒントを与えてくれました、我の矢は光の矢だと…」
アラン「それで思い付いたのが、オーシャンアロー…」
オーシャン「アローはこちらの世界では弓矢の事を表しているのですよね?」
アラン「よく知ってるわね」
オーシャン「この時代にも慣れてきましたらので、少しはこちらの知識を身に付けておく必要があります」
だが、安心していた…その時‼
ゴォォォォォォォォ‼‼
オーシャン「何事⁈」
アラン「まさか‼時空間⁈」
アランの後ろに突然時空間が発生、そしてアランが吸い込まれそうになる。
アラン「きゃあっ‼」
オーシャン「アラン殿‼」
オーシャンはアランの手を掴むが、オーシャンも徐々に吸い込まれそうになる。
オーシャン「ぐっ…このままでは‼」
アラン「…オーシャン、手を離して」
オーシャン「何を申しているのですか‼このままだとアラン殿まで我と同じように‼」
アラン「大丈夫…サユキがあなたを助けたように、私はサユキを探すわ」
時空間の吸い込む威力はますます強くなっていく。
アラン「オーシャン、キウシに伝えて。今回の敵は、以前の事件と関係あるって!」
オーシャン「アラン殿‼」
アラン「頼むわよ、オーシャン」
アランはオーシャンが掴んでいた手を振りほどき、時空間に吸い込まれた。
アラン「キウシ…」
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オーシャン「アラン殿ー‼‼」
オーシャン「…」
オーシャンはアランを救えなかった事を悔みながら、時空警備隊に戻るのであった。
続く‼