みちのく旅行記

みちのくです!仕事の休暇はよく旅してます!

カシオンと北星の物語 九州編10


カシオンと北星、そしてミレア社長は伊勢市駅に到着後、少し歩いた先にある宇治山田駅に向かっていた。

カシオン「まんぷく食堂?」
ミレア「私のオススメだよ、特にオススメなが唐揚げ丼ね」
北星「え?唐揚げ丼?」
カシオン「聞いた事ありませんね…」
ミレア「あまり知られてないだろうが、行ってみれば分かる」

あ、ちなみに…まんぷく食堂はマジでありますよ。
宇治山田駅の隠れた店と言っておきましょう。

宇治山田駅

ミレア「ここよ」
カシオン「こんな場所に…」
北星「駅で見えなかったけど、こんな曲がった場所にお店があるなんて…」
ミレア「それじゃあ行こう」

まんぷく食堂

店員「いらっしゃい‼」
カシオン「ずいぶん古いみたいですね…」
ミレア「宇治山田駅周辺は、結構発展してたのだけど、あまり需要が無く、建物全体が古いんだ。今は特急も止まるくらいに大きな町になったけど」

店員「ご注文はお決まりですか?」
ミレア「唐揚げ丼を…えっと…」
カシオン「僕も唐揚げ丼でいいですよ」
北星「私は親子丼にします」
ミレア「じゃあ…唐揚げ丼を二つと、親子丼が一つ」
店員「かしこまりました、少々お待ち下さい」
ミレア「ここの店は量が多いから覚悟しなさいよw」
カシオン・北星「?」

店員「お待たせしました」コトッ
ミレア「お、来たわね」
カシオン「見た感じは、量は変わらないような…」
北星「とりあえず、食べてみようよ」
カシオン「うん」
カシオン・北星・ミレア「いただきます」

カシオン「ん⁈この味は⁈」
ミレア「変わった味でしょwちょっとピリ辛な唐揚げだが、ご飯と食べれば美味しいわね」
カシオン「すごい…こんな食べ物があったなんて」
北星「こっちの親子丼もすごいわよ」
北星「鳥肉もそうだけど、卵のとろみが普通の親子丼よりすごいわ」
ミレア「ここの親子丼の卵は、少し早めに焼き上げるのよ。卵がまだ半熟な状況であるから、とろみも残るわ」
カシオン「この店はメモっとこ」

作者「ふぅ…ごっさぁんでした」
店員「それより佐藤さん、どうです?仕事の様子は?」
作者「まあ大変さ、でも楽しいよ」
店員「そうですか」
北星「てか、何で作者がここにいるのよ⁈」
作者「だって俺、ここの常連だし」
北星「あー…なるほどね」
作者「じゃあ兄ちゃん、また来るわ」
店員「ありがとうございました」

カシオン「…見た感じは量は大した事ないはずが…」
北星「こんなに量があったのね…」
ミレア「でも美味しかったでしょ?」
カシオン「はい」
北星「じゃあ、伊勢神宮に行きます?」
ミレア「そうね、私は支払いを済ませてくるわ」
カシオン「あ、自分らの分は払いますよ」
ミレア「いや、私が奢るよ」
カシオン「そんな、大丈夫ですって」
ミレア「遠慮しないで、私の気持ちだ」
カシオン「あ…ありがとうございます」
ミレア「気にしないで」

宇治山田駅

ミレア「ここからバスで移動となるわ」
カシオン「何分くらいで着きます?」
ミレア「10分もかからないかな?」
北星「言ってる間にバス来てますよ…」
ミレア「…飛び乗れぇぇ‼」
カシオン「はぁっ⁈」

車内

ミレア「何とか間に合ったねw」
カシオン「いやいや…何故に飛び乗らなければ…」
北星「まあ、いいんじゃない?」

アナウンス「次は、伊勢神宮内宮前」
ミレア「ここで降りるわよ」
カシオン「はい」


カシオン「ここが…伊勢神宮
ミレア「今日はまだ空いてるわね、ラッキー」
北星「じゃあ行くよ」

カシオン「大きい…」
ミレア「ずっと前からここに存在してたから、それを物語るのがそこら中にある木よ」
北星「木ですか?」
ミレア「木は何十年もかけて大きくなる、あの木なんか50年前くらいの物よ」
カシオン「僕らが生まれる前から…」
ミレア「…よし、来たわ」
カシオン「ここが…内宮…」
北星「予想以上にすごい所ね」
ミレア「よし、参拝しよう」

カシオン「…」
北星「…」
ミレア「…」

ミレア「さて、私はこれで用は住んだし、本社に戻るわ」
北星「私達も帰ろうよ」
カシオン「そうだね…」
ミレア「ではカシオン君、返事を待ってるわ」
カシオン「はい」
ミレア「じゃあな」

北星「ミレア社長と何か話したの?」
カシオン「仕事の事でちょっとね」
北星「今日はもう疲れちゃった…カシオン、おぶって」
カシオン「えー…」
北星「お願い…」
カシオン「はいはい…」

北星「ねえ…カシオン」
カシオン「ん?」
北星「ミレア社長って…何か辛そうな顔だったね。社長って大変なのかな?」
カシオン「…ミレア社長は頑張り過ぎなだけだよ、きっと疲れたから参拝に来たんだよ」
北星「ふーん…」
カシオン「…」
北星「(_ _).。o○」
カシオン「おんぶさせられて寝られるとか…めっちゃ辛いけど(汗)」
カシオン「…まあいいよね…」

その後、カシオン達は自分の寮に戻り、一日の疲れを癒すために眠るのであった。

次回は大きな出来事はありません。
普通のグダグダ休日生活になりそうです。
お楽しみに。

続く‼