みちのく旅行記

みちのくです!仕事の休暇はよく旅してます!

カシオンと北星の物語 九州編15

物語がこのままだと長くなりそうなので、ある程度省略していきますね(´・ω・`)
日にちが飛んだりしますが、気にしないでくれ…(ーー;)
手抜きなんて思わないで下さいね(^^;;
では、どうぞ!

転勤8日目(水曜日)

北星はいつも通りに早く起きると、すぐに朝食を作りだす。
この時北星は少し慌ただしく朝食を作っていて…実は今日の研修は拝見研修で、よつばの車掌乗務を見学する感じの研修なのである。
北星はそのため、いつもより早い時間に家を出ようと考えていたのだ。
同じ時間にカシオンも起床、カシオンも北星と同じ考えで、早めに会社に向かおうと考えていた。
北星「カシオン、おはよう!」
カシオン「おはよう!」
北星「ごめん、今日ちょっと急いでるから、朝ごはん早めに作っておくね!」
カシオン「北星も?実は僕もちょっと早めに会社に行くんだ」
北星「それなら好都合だわ!」
北星は朝食を作り終えると、すぐに食べ始めた。
カシオンも同じように朝食を取る。
お互い食事を済ますと、急いで支度し会社へ向かった。

会社

カシオン「おはようございます!」
社員A「カシオンさん、おはようございます」
カシオン「ムーンさんはいますか?」
社員A「ムーンさんなら奥の部屋にいますよ」
カシオン「ありがとうございます」

コンコン
カシオン「ムーンさん、いますか?」
ムーン「いますよ、どうぞ」
カシオン「失礼しま…あれ?」
森岡「あ、カシオン!」
カシオン「森岡、もしかしてムーンさんと話してた?」
森岡「うん、ミレア社長の事で、これからどうしようか考えていたのさ」
ムーン「丁度良かったです、カシオンさんも加わって下さい。話が今だに進まないのですよ」
カシオン「僕のミレア社長の事で話したい事があるのです」
ムーン「それならよかったです、ではこちらに座って下さい」

カシオン「実は…今回の交渉を成立させる方法として、いろいろ考えたのですが、交渉する前にいろいろな条件を提供しないと、交渉成立にはならないと思うのです」
ムーン「その条件とは?」
カシオン「まずは会社のメンテナンス費用をこちらで受け持つ事と、もう一つはミレア社長の社長としての経営の座をそのまま継続出来るようにすることです」
森岡「メンテナンス費用って事は、前に資料で見た工場の機械の事だよね?」
カシオン「うん、向こうの工場の機械はもう限界寸前、ミレア社長は少なく経費で何とかやってるそうだけど、メンテナンス部品などがもうない事から、全ての機械を新型に変えて今の時代に合わせていけば、さらに効率や費用も少なくなる」
ムーン「経営の座をそのまま継続という事は、この周辺の我が社をミレア社長に任せるという事ですか」
カシオン「はい、ミレア社長の功績は資料見てもかなり評価できます。あれだけの人数でたった一人で会社を再建させたような人です。この会社もそうですし、きっとさらに発展させてもらえるはずです」
森岡「でもさ、カシオン。まだそっちの話にいく前に、まずはどれだけのメンテナンス費用がかかるか計算してみないと分からないよ?新型機を導入して、元が取れるかどうかも分からないし…」
カシオン「それは僕が今度ミレア社長に会う時に調べてくる」
ムーン「しかし、アラン社長がその提案に賛成してくれるかどうか…」
カシオン「とりあえず、僕明日ミレア社長に会ってきます」
ムーン「分かった」
森岡「僕もいこうか?」
カシオン「森岡も来てくれると助かるかも」
森岡「だったら僕も行くよ」
ムーン「では私は、アラン社長に電話してその条件に賛成してくれるかどうか聞いてみます」
カシオン「お願いします」

森岡「カシオンも頑張るねえ…」
カシオン「え?」
森岡「だって今日のカシオン、前より気合いが入ってるというか…」
カシオン「まあ…ミレア社長の様子を見て、黙っていられなくて」
ミレア「他人思いなんだね」
カシオン「まあね…」

カシオンの寮

カシオン「じゃあね、森岡」
風雨「うん、また明日」

カシオン「ただいまー」
シーン…
カシオン「あれ?まだ帰ってない?」
プルルルルル…
カシオン「え?電話…?」
ガチャ…
カシオン「はい、もしもし?」
北星「カシオンー‼︎」
カシオン「北星⁈どうしたの⁈」
北星「それが、研修が終わって帰ろうとしたら…電車が事故って…」
カシオン「事故⁈」

はたして北星に何が起きたのか?

続く‼︎