みちのく旅行記

みちのくです!仕事の休暇はよく旅してます!

カシオンと北星の物語 九州編17

カシオンと北星の物語、どこまで続くのか(ー ー;)ww
完結の予定は全くないw多分二年後w
では、どうぞ!

雪の影響で北星は米原で社員寮にお泊り、カシオンは渋々家で寝るのでしたw
カシオン「渋々してないわ‼︎」

次の日  転勤9日目(木曜日)

北星もいない寮で一日を過ごしたカシオン、この日は会社でよつば社長の口説き方…じゃなくて交渉の仕方を考えるのであった。
よつば「作者さ〜ん(^言^)」
作者「プギャアアアァァァァァァ‼︎((((;゚Д゚)))))))」

会社  カフェ

カシオンはミレア社長に会いに行く前に自分のデスクに忘れ物を取りに会社に着くと、まだ時間がある事を確認してカフェに寄った。
カシオン「まだ仕事まで時間もあるし…何か飲みながら資料でも確認しておこう…」
資料についてお忘れの方もいると思うので、再度ご説明しよう。
カシオンが確認する資料とは、ミレア社長に関する情報と、その会社のデータをまとめた資料だ。
ダンボール二つ分の資料をカシオンと森岡の二人で確認していたのだが…。
⁇?「あれ、カシオン?」
カシオン「ん、森岡?」
森岡「偶然だね、もうミレア社長に会いに行ったのかと思ったけど…」
カシオン「いやー、ちょっと資料をのんびり確認しようと思ってねw」
森岡「実はさ、その資料の事で昨日気になる点を見つけたんだ…」
カシオン「気になる点?」
森岡「これを見て」
森岡が取り出したのは、ミレア社長が運営する会社の下請け会社だった。
森岡「ここの…佐藤重工って書かれた文字があるでしょ?」
カシオン「あ…確かに。でも、これがどうかしたの?」
森岡「この資料だとよく分からないと思うから、昨日いろいろ作ってきたのよ。これが佐藤重工の資料」
カシオン「こ…これって…」
森岡「カシオンも気づいた?」
カシオン「森岡、今日のミレア社長に会うのは中止にしよう!」
森岡「カシオンなら言うと思ったよ…。場所は米原のすぐ近くにあるらしいよ」
カシオン「ミレア社長もまだ入院してるから、あまりお邪魔しない方がいいからね。先にその佐藤重工を調べてみようよ」
森岡「うん、ならすぐに行こう!」

カシオンと森岡は慌てるかのように、米原に向かっていたのであった。

ここで佐藤重工について少しご説明を…。
佐藤重工株式会社(架空会社)
鉄道車両を中心に様々な車両を開発してきた会社である。
佐藤重工は子会社もいくつか持っており、売り上げ総額がおよそ年間50億円の大手企業の会社である。
その会社が何故、ミレア社長と関わりがあるのか?
カシオン「ところで森岡」
森岡「ん?」
カシオン「あれからミレア社長に関する資料をいろいろ見てたけど、ミレア社長の会社は具体的に何を製造してるの?」
森岡「あ、その話?ミレア社長の会社では、主に工業部品が中心的なんだけど、変わったデザインや、今までにない頑丈な作りの部品がいろいろ製造されてるらしいよ」
カシオン「後は佐藤重工とミレア社長の会社がどう繋がってるか調べないと…」

気づけばカシオン達は米原に到着していた。
森岡「ここからタクシーで10分くらい移動するよ」
カシオン「うん」

佐藤重工株式会社

よつば「あら?」
カシオン「え⁈」
北星「か…カシオン⁈」
森岡「え⁉︎何でみなさんがここに⁈」
カシオン「北星はどうしてここに⁈」
北星「私はよつばさんとここの工場の見学に…」
カシオン「あ…そうだったの…」
北星「カシオンと森岡さんは…仕事で?」
カシオン「うん、ちょっといろいろあってね」
よつば「北星さん、行くわよ?」
北星「あ、はい!じゃあねカシオン」

森岡「偶然だったね…」
カシオン「うん」
森岡「じゃあ、事務所に行こう」

佐藤重工株式会社  事務所

社員「社長にお会いしたいのですね?少々お待ち下さい」

森岡「強引過ぎたかな?」
カシオン「だって、アポも取ってないし…」
社員「お待たせしました、二階にどうぞ」

作者「さて、いよいよ出番かw」
カシオン「は?」


佐藤重工株式会社  社長室

コンコン
社員「社長、連れてまいりました」
???「入りなさい」
ガチャ…
社員「失礼します」
カシオン「…」
森岡「…」
⁇?「ありがとう、君は下がっていなさい」
社員「はい」
⁇?「初めまして、僕は佐藤重工株式会社の社長、「佐藤佑磨」だ」
カシオン「カシオンです」
森岡「森岡です、よろしくお願いします」
佐藤「それで、今回はどのご用件で?」
カシオン「実は…ミレア社長の事についてお聞きしたい事が…」
佐藤「ミレアが…何か?」
森岡「こちらがミレア社長の下請け会社と資料で確認したので…」
佐藤「…こちらに来て下さい」

佐藤重工株式会社  工場内

佐藤「こちらの会社では、主に鉄道車両を開発、製造を中心に動いています」
カシオン「でも…何故下請け会社に?」
佐藤「その理由はこちらです」スッ…
森岡「それは…?」
佐藤「こちらの部品は、ミレアが所有している工場の機械の一部です」
佐藤「僕らは製造をしていますが、前にミレアが来た時に…出来る限りの機械の部品を作って欲しいと…」
森岡「それがメンテナンスの部品なのですね…」
佐藤「だけど、ミレアも限界なのは分かってるはず…。こんな古い部品を作ってるのは、もうここしかないだろうし…この部品は40年前の部品なんだ。機械もそろそろ壊れておかしくないだろう…」
カシオン「そうなのですか…」
佐藤「だが、結局ミレアも工場を閉めればこちらとしては役目を終えるからな。それまでが下請け会社の役目だな」
森岡「…」
カシオン「…」

佐藤重工株式会社  事務所

カシオン「今日はありがとうございました」
佐藤「いやいや、お礼なんていらないよ。こっちは事実を述べたまでだ」
森岡「じゃあ、行こう。カシオン」
カシオン「うん」

佐藤「ミレア、お前の会社の限界は目に見えてるのはこっちでも分かってる。そろそろ他社に身を預けるのも考えた方がいいんじゃないか…」

カシオン「それなりに情報が分かってきたね」
森岡「あの資料の通り…唯一重工系の会社を下請け会社に持ってるにはそれなりの理由がないと下請けを承認しないからね」
カシオン「それがまさかのメンテナンス部品だったなんて…」
森岡「今日はもう遅いし…とりあえず帰ろう。明日になってからこの話を進めていこう」
カシオン「うん、それにしても雪がまだ降ってるんだ…」
森岡「さっきより吹雪いてない?」
カシオン「何かそのような気がする…」

米原駅 改札口

カシオン「あれ?」
北星「あっ!カシオン!」
カシオン「北星、どうしてここに?」
北星「さっき佐藤重工の仕事が終わったのよ」
よつば「あ、カシオン君」
カシオン「よつば、いたんだ」
よつば「丁度良かった、北星さんを一人で帰らせるのは心配だったから…」
カシオン「仕事の方はもう終わったの?」
よつば「えぇ。ね、北星さん♪」
北星「はい、フフ…」
カシオン「?」
森岡「?」
よつば「じゃあ、私はまだ乗務があるから行くわね」
カシオン「うん、きよつけて」

カシオン「北星、仕事って何してたの?」
北星「別に?普通だったわよ?」
森岡「でもその割には嬉しそうですね?」
北星「そう?」

その後、カシオン達は何事も起こる事なく帰るのだった。

カシオンの寮

森岡「じゃあね、カシオン」
カシオン「うん、また明日」

カシオン「ふう、今日も大変だったなぁ…」
北星「じゃあご飯作るね」
カシオン「うん」

カシオン「北星、明日から帰りが遅くなると思う」
北星「え、何で?」
カシオン「ミレア社長の事でいろいろ忙しくなると思うんだ、今日の佐藤重工でいろいろ分かったからね」
北星「分かったわ、じゃあご飯は温めておけるようにしておくね?」
カシオン「うん、何かごめんね?」
北星「ううん、カシオンのお仕事だもん。私は何も言わないわ」

次回作はちょっと特別編。
今作のよつばの行動を次回作でお話しましょう。
つまり、次回作はよつば編の物語です。
お楽しみに!

つづく‼︎