カシオンは夜道を歩いて自分の家に帰っていく。
ずっと悩みながら。
カシオン「……はぁ」
カシオン(どうしょう…、親にまで頼まれると断りにくいよ…)
カシオン「どうしょう…」
アラン「また悩んでるのか?」
カシオン「えっ?!アランさん!!」
アラン「どうした?そんなに悩んで」
カシオン「それより、アランさんが何でこんな所に?!
アラン「ちょっと出張中でね、そしたら偶然に君に再会したのさ」
カシオン「は…はぁ…」
アラン「まあ、とにかく何があったのだ?」
カシオン「実は……」
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アラン「なるほど、北星の親にね…」
カシオン「はい、しかも仕事が決まっていて…九州に引っ越さなければならないのです…」
アラン「…なあ、カシオン。お前は北星の事は好きか?」
カシオン「……正直、僕は北星が好きです。」
カシオン「でも、守れる自信がないのです…」
アラン「守るとかそんなの関係ないのじゃないのか?」
アラン「問題はお前が北星を幸せに出来るかだ」
カシオン「……あまり自信が無いです」
アラン「カシオン、お前も男だろ。少しは頭を使え」
アラン「今までの事を振り返って、それで決めろ」
カシオン「……はい」
アラン「よし、じゃあ明日は仕事があるから帰るわ」
カシオン「はい、いろいろとありがとうございました」
アラン「あぁ、じゃあな」
カシオン「………行ってしまった」
カシオン(アランさんの言う通り…僕は北星を幸せに出来るのか…?)
カシオン(……だめだ、やっぱり僕には北星を幸せに出来る自信が無い)
カシオン(…とりあえず、家に帰ろう…)
続く!!